最近よく聞く「プロボノ活動」って何?ボランティアとの違いは?

こんにちは!就職支援サイト「キャリアの実」の編集担当です!
皆さんは「プロボノ」って聞いたことありますか?
聞いたことはあっても
「ボランティアと何が違うの?」
「メリットはあるの?」
という人も少なくないと思います‥。
そんな人に向けて今回は「プロボノ」とは何かを説明していきますよ!
プロボノって?
「プロボノ」とは2000年代に入ってから広まってきた言葉で、日本では東日本大震災から急速に浸透しだしました。
可愛らしい語感からイメージとちょっと違うかもしれません。
ここではそんな「プロボノ」の意味を紹介していきますよ!
「プロボノ」の意味!
「自身が持っている職業知識やスキルを活かしたボランティア(社会貢献活動)」のことを意味します。
ラテン語の「pro bono publico(公共の利益のために)」が語源です!
ボランティアとの違い!
プロボノもボランティアも無報酬で人のために働くという意味では同じです。
ただ違うところは、プロボノは「自分の専門的スキルや経験を活かした活動」というところです!
「プロボノ」のメリット!
プロボノワーカーにとってのメリット
・スキルアップ!
率直にスキルアップが期待できます。
もちろん本業に関係することならなおさらですし、本業とは関係がなくてもいろいろな仕事に触れれるので、スキルアップに繋がります!
・魅力のある人と出会える!
ボランティアを自分の時間を割いてする人というのは、人として魅力的な人たちが多いでしょう。
そういう人たちと交流をしながらする活動は、財産になりえます!
・自分の可能性に改めて気付ける!
いろいろな分野の社会人がNPOにいるので、自分とその人たちとを比較して自分の得意分野や可能性を改めて気付くことができます!
・本業と違った仕事も体験できる!
本業とは関係ない仕事にも触れられるのがプロボノなので、知ることのできなかった自分に合った仕事と出会う可能性もあります!
・本業のためにもなる!
ボランティアをしているという意識は、本業にも良い影響を与えます。
自分のスキルが社会貢献になっていると思うと、毎日の仕事にもより一層取り組めます!
企業にとってのメリット!
・従業員の人材育成になる!
従業員が会社の外でいろいろな経験をして成長するので、コストがかからずに優良な人材に成長します!
・社会貢献(CSR)活動に繋がる!
今は社会貢献を企業に求める時代です。
プロボノ活動をしている従業員を通じてNPOと関わって社会貢献活動やCSR活動により積極的に取り組める企業も増えます!
NPOにとってのメリット!
・コストをかけずに専門家にサポートを受けれる!
人件費はNPOにはとても重要な課題です。
基本的に無償なのがプロボノなので、専門知識に詳しい人のサポートをコストをかけずに受けれます!
最大のメリットは自分の市場価値がわかる!
非営利組織のNPOは営利企業と比べて、「人」や「お金」が足りていません‥。
そんなNPOに「自分のスキルだけで飛び込む」のがプロボノです。
営利企業では当たり前にある、「人」「お金」「ノウハウ」「社会的信用」などがありません。
ですから、自分の実力が嫌でもわかる=自分の市場価値がわかるんです!
そうすれば自分の伸ばすor足りないスキルが浮き彫りになるはずです。
結果、ステップアップを考えて、本業に貢献できることに繫がります!
当然「社会貢献することのやりがい」が得られるのがそもそものメリットです。
広がるプロボノ!
増えるプロボノワーカー!
日本でプロボノへの注目が集まったのは2009年、2010年はプロボノ元年と言われました。
ボランティアで自分のスキルを活かしてプロボノ活動をしたいという人が増えています!
弁護士、システム・IT系、マネジメント系、デザイン・クリエイティブ、調査・分析系などいろいろな分野で自分のスキルを発揮したい人々がいます!
弁護士はプロボノ活動推奨!
アメリカの弁護士は50時間以上のプロボノ活動を行うことが弁護士協会から薦められています。
イギリスでもプロボノ活動を弁護士事務所やロースクールが薦めています。
それを受けて日本の弁護士もプロボノ活動に取り組むようになってきました!
第二東京弁護士会は、プロボノ活動を所属会員に義務付けています。
企業もプロボノ活動を導入していってる!
社員にプロボノ活動を企業活動の一環として勧めている企業も増えています。
社会貢献活動の選択肢として寄付、寄贈、ボランティアのようにプロボノが選ばれています!
パナソニック、日本マイクロソフト、NECや日本IBMなどの企業もプロボノ活動を行っています。
まとめ
最近よく聞く「プロボノ活動」って何?ボランティアとの違いは?いかがだったでしょうか?
ボランティアに興味があったら、「プロボノ」の方が生産性が産まれると思います。
自分が得意なスキルを活かしながら、自らのスキルアップや貴重な経験にもなります。
本業と企業へのメリットも大きいですし、社会全体にとっても価値があります!
今では業種の壁を越え、いろいろな職種の募集があります。
限られた「人」と「お金」で活動しているNPO法人で、専門スキルを活かしながら、社会貢献活動のやりがいを感じられるプロボノにみなさんも参加してみませんか?