「それエビデンスある?」ビジネス用語「エビデンス」を徹底解説!

こんにちは!就職支援サイト「キャリアの実」の編集担当です!
ビジネスシーンでカタカナ語が使われるようになりましたが、「エビデンス」もそのひとつ。
でも実際にどう使っていいか分からない人も多いんじゃないでしょうか?
しかも、シーンによって意味合いが少しずつ変わったりもします!
今回はそんな「エビデンス」について解説していきますよ!
エビデンスの意味は?
ビジネスシーンでたびたび使われる「エビデンス」。
まずはその意味から解説していきますよ!
「エビデンス」の意味は「証拠・証言・根拠」
「エビデンス」の意味は「証拠・根拠・証言」。
英語では「evidence」となり、日本語とは大きな違いはないです!
しかし、ビジネスシーンでは業種によって証拠・根拠・証言以外の意味でも使われ、少しずつ違いが出てきます!
意味:証拠・証言・根拠
エビデンスの使い方!
一般的な「エビデンス」の使い方は、「証言」や「根拠」という意味で使われることが多くて、いろいろな分野や業種で使われます。
証拠としての「エビデンス」
「契約が取れた具体的なエビデンス(証拠)は?」
ここでは「エビデンス」を「証拠」という意味で使ってます。
「エビデンス」で上司に仕事の成果を聞かれたら、「証拠」という意味です!
形跡としての「エビデンス」
「新規取引先に名詞やダイレクトメールをエビデンス(形跡)として残してきています。」
ここでは「エビデンス」を「形跡」という小見で使用しています。
新規取引先開拓の社内打ち合わせでは「エビデンス」は「形跡」という意味になります!
証言としての「エビデンス」
「進捗をエビデンス(証言)できるよう、取引先に同行してくれるかな?」
ここでの「エビデンス」は「証言」という意味で使ってます。
取引先に同行するときの「エビデンス」は「証言」という意味になります!
根拠を裏付ける「エビデンス資料」
根拠となる資料のことを「エビデンス資料」といいます。
何かを提案するときに、メリットとその根拠を説明できれば成功に近づけます!
そのときに必要なのが、根拠を裏付けするようなデータです!
そうした根拠や証拠となる資料のことを「エビデンス資料」と言います。
「エビデンス資料」と言わずに、そのまま「エビデンスを添付する」という言うケースもあります。
証拠に基づいた「エビデンスベースド」
「証拠に基づいた」という意味の「エビテンスベースド」。
「evidence-based」を日本語にした表現で、「エビデンスベースト」もしくは「エビデンスベース」と表記することもあります!
「エビデンスベースドで議論をしよう」だと、ただ主張を言い合うのではなく、根拠に基づいて議論をしよう、という意味になります。
しっかりとした証拠・根拠に基づいて話すことは、社会では常識です。
「エビデンスベースド」の話ができると信頼性と説得力が上がります!
分野や職種で違う「エビデンス」!
職種や業界で「エビデンス」のニュアンスが微妙に違ってきます。
ここでは職種や業界ごとの「エビデンス」を紹介しますよ!
経理の「エビデンス」
「エビデンス」が「請求書や領収書」を意味するのは、経理の分野です。
「エビデンスがないものは無効」「エビデンスも一緒に出してください」
と経費精算時に言うのもアリです!
IT業界の「エビデンス」
IT業界では「エビデンス」はまた違った使われ方をします。
IT業界ではシステムの内容や綿密な話のやりとりが大事です。
ですので、ミーティングの会話やメールの内容が大事な証拠・根拠となります!
そういう理由で、議事録や話のやり取りの記録などを「エビデンス」ということもあります!
また、プログラムを開発した場合、そのプログラムが正しく動くかをテストしたとしましょう。
そのときに、正しく動くことをテスト結果として残します。
そのテスト結果を「エビデンス」と言ったり、結果までのプロセスの入力・出力データ、ログなどの証拠が「エビデンス」となります!
「エビデンスをとる」
基本的な意味の「エビデンス(証拠・根拠)をとる」から派生して、契約書面をとることを業界によっては「エビデンスをとる」と言ったりもします!
とくに、IT業界はカタカナ語を好むので、よく使われます。
ニュアンス的には「記録を残す」に似てますが、証拠・根拠の側面がより強いです。
銀行の「エビデンス」
「エビデンスを提出してください」と銀行とのやりとりで言われたときは、公的な証明書類のことを言っている場合があります。
融資の相談などをしたときに、運転免許証などの身分証を求められるときなどに言われます!
他には外国への送金の際、目的や資金の出どころなどの「送金の目的」を記した書類を「エビデンス」として求められることもあります!
医療分野での「エビデンス」
医療分野でも「エビデンス」はよく使われますが、医療の現場での意味合いは少し変わってきます。
「治療の科学的根拠・臨床結果」
「エビデンス」は医療現場において治療の科学的根拠や臨床結果のことを言います。
「エビデンスに基づいた治療」とは、根拠のある治療ということで投薬・検査など広く使われます!
エビデンスに基づいた看護EBN
看護でも「エビデンスに基づいた看護(Evidence-based Nursing)」という言葉がよく使われます。
当然、看護でも根拠に基づいたケアが大事です!
まとめ
「それエビデンスある?」ビジネス用語「エビデンス」を徹底解説!いかがだったでしょうか?
証拠・根拠・証言という意味で「エビデンス」は使われています。
職種や分野によって、その意味は変わってきますが、いずれも「根拠・証拠になる重要なもの」です!
ビジネスシーンでの大事なキーワードとして「エビデンス」を覚えておきましょうね!