「バッファゼロです」ビジネス用語「バッファ」を徹底解説!

こんにちは!就職支援サイト「キャリアの実」の編集担当です!
どんどん新しい言葉が生まれるビジネス用語に戸惑ってしまう人も多いかもしれません。
ビジネス用語の「バッファ」も新しい言葉なので、聞きなれなくて恥をかいたり、仕事に差し支えてしまうかもしれません‥。
そこで今回はビジネス用語「バッファ」について説明していきますよ!
「バッファ」の意味!
「バッファ」は英語で「緩衝物」
もともと英語でバッファは「緩衝物」という意味の名詞です。 つまりバッファは、物と物の間にたって痛みや衝撃を和らげるもの(人)のことを言います! また、バッファと同じく衝撃を和らげるものを指す言葉で「バンパー(bumper)」や「クッション(cushion)」などの似たような意味の言葉があります。 この「緩衝材」という本来の意味が転じて、ビジネスシーンで独自の意味を持った言葉として使われるようになりました!
「バッファ」はビジネス用語で余裕・余力
大抵の場合は「バッファ」は「余裕・余力」というビジネス用語として使われています。 もともと「余裕」や「余力」といった意味はバッファには含まれていませんが、人と仕事の間に余力を用意しておくとトラブルの緩衝材になることから、そういう意味合いを持つようになりました。
IT用語で使われはじめた「バッファ」
バッファはIT業界では「保存領域」「コンピューター内で一時的にデータが記憶される部分」という専門用語です。 コンピューターが処理しきれないデータは、一時的に「バッファ」に保存されるので、「緩衝材」ともいえます! たびたび「バッファー」と言われたりもします。 もともとの意味を知っておくと、IT用語としてのバッファも理解しやすいと思います!
予備という意味の「バッファ」
「余裕」から転じて「予備」として余裕を持って物を用意しておく場合にもバッファが使われることがあります! 現実の物を指して「バッファはありますか」ときかれたら「予備はありますか」という意味だと思いましょう。
仲介人としての「バッファ」
「人間関係を円滑にするための仲介人」という緩衝材の意味が派生して使われる場合もあります!
「バッファ」の使い方!
ここではよく使われる「余裕・余力」という意味での「バッファ」の使い方を説明します!
在庫・納期・予算・人員
在庫・納期・予算・人員が「バッファ」の対象としてよく使われます。 在庫・納期・予算・人員に「余裕や余力を持たせる」や「予備を用意しておく」という意味で、ビジネスシーンでよく使われます!
・スケジュールに十分なバッファ(納期)をとっている。
・バッファ(予算)を持った見積もりなんで、多少の原価オーバーも大丈夫。
・バッファ(人員)を持って4人配置しましょう。
・バッファ(在庫)はまだあるので安心です。
・バッファ(予算)をとりすぎるのが悩みの種です。
・スケジュールにバッファ(余裕)を持たせている。
・バッファ(仲介人)になって交渉しましょう。
バッファを使った言葉!
バッファリング
予備の保存領域に一時的に保存しておくこと。
バッファオーバーフロー・バッファオーバーラン
バッファよりも大きなデータを書き込むことで、元々あったデータが破壊されてしまうこと。
バッファー在庫(安全在庫)
在庫管理における用語です。 急な在庫切れに備えて、あえて在庫を余分に抱えるケースがあります。 この余分な在庫のことを「バッファー在庫(安全在庫)」と言います!
バッファストレージ
IT用語としてのバッファの類語が「バッファストレージ」です。 貯蔵・保管・倉庫・倉庫の収容力・保管庫がストレージ(storage)の意味です! コンピュータのメモリや仮想の記憶領域や、貯蔵して記憶する機能を持ったバッファに対して使われますが、純粋にバッファと言われることのほうが多いです。 バッファストレージと聞いたら、バッファのことだと思いましょう!
プリンタバッファ
PCなどからプリンタへ印刷データを送るときに、印刷に合わせてデータを貯蔵しておくバッファのことを「プリンタバッファ」といいます。 プリンタバッファがないと、印刷がパソコンのデータ送信速度に追いつけなくなり、正常にできなくなってしまいます! IT用語ですが、プリンタの設定に関連することなので「プリンタバッファ」を覚えておきましょう!
バッファメモリ
IT用語の「バッファメモリ」ですが、バッファやバッファストレージと大きな意味では変わりません。 一般的にはデータをやり取りする装置間の速度差を補う記憶装置のことですが、こっちは「バッファとなる半導体メモリ装置」に対して使った方が伝わります!
まとめ
「バッファゼロです」ビジネス用語「バッファ」を徹底解説!いかがだったでしょうか? 「緩衝材」が「バッファ」の本来の意味ですが、それが派生してビジネスシーンでは「余裕・余力」「仲介人」「保存領域」といろいろな使われ方をしています! 「バッファ」を使えるようになると一緒に働くメンバーと連携が取りやすくなるだけでなく、「バッファ」を意識して働くことでより高レベルな仕事をすることができます! 習慣的に「バッファ」を持つようにしましょうね!