ビジネス文書での「ご清栄」「ご清祥」の意味の違いと正しい使い方!

こんにちは!就職支援サイト「キャリアの実」の編集担当です!
みなさんは企業に対して送付状やお礼状を出したことがありますか?
会社訪問・面接・インターンシップ・内定・内定承諾のお礼状に送付状やお詫びの手紙‥
どれも共通して言えるのはビジネス文書で書くということ!
でもいざ書こうとしても「ご清栄」「ご清祥」とか「時候」「時下」など使いわけなくてはいけないのに、意味もよくわかってない言葉が多いと思います‥
今回はビジネス文書を書くうえで使い分けが難しい言葉の意味と使い方を説明していきますよ!
「ご清栄」「ご盛栄」「ご清祥」?
「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
企業宛に書くときのビジネス文書でよく使われる書き出しですね。
注目してほしいのは「ご清栄」という言葉。
普段は使わない言葉ですよね。
他にも「ご清栄」に似たビジネス文書の言葉で「ご清祥」があります!
どれもお祝いを述べる言葉なんですが、厳密には細かい違いがあります。
ご清祥・・・健康や無事を祝う言葉。基本的に個人宛に適した言葉!
その他にも似た言葉に「ご健勝」「ご盛栄」「ご隆昌」などもあります!
ご盛栄・・・「盛」は「商売繁盛」を表しています。なので個人宛に適した言葉!
ご隆昌・・・「隆」も「昌」も「さかえる」という言葉。基本的に個人宛に適した言葉!
ただし、「ご盛栄」や「ご隆昌」を使うときは、送り先の商売が一概に繁盛しているとは限らないので、注意しましょう!
また、病院や葬儀屋など業界的に「ご盛栄」「ご隆昌」は使うのを控えた方がいいかもしれません‥。
そういうことで、「ご清栄」を使うのが安心ですね!
2パターン決めておけば大丈夫!
個人か会社(法人)のどっちかにビジネス文書を送ることになると思います。
そこで個人と会社(法人)に分けて2つのパターンを決めておくといいでしょう!
会社(法人)に送るときの書き出し
「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
か、
「時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。」
を使うといいでしょう。
個人に送るときの書き出し
「時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。」
か、
「時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」
を使うといいでしょう。
この個人と会社(法人)の2つのパターンのどっちかを使えば大丈夫です!
「ご盛栄」「ご隆昌」は避けて、「ご清栄」「ご清祥」「ご健勝」を使うのがベターです!
つまり、会社(法人)は「ご清栄」、個人は「ご清祥」と覚えておけば問題ありません!
ビジネス文書の書き出し応用編!
「お慶び」と「お喜び」に!
ビジネス文書の書き出しでは「お慶び」が一般的です。
「慶」の感じの方が、お祝いの言葉として気持ちが込もってるような気がします。
「お喜び」だと少し砕けた感じがして、使い分けてみてもいいかもしれませんね!
「時下」を「ますます」に変えてみる!
「ただ今」や「この頃」という意味の「時下」。
法人(会社)宛てに送るときは、
「貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。」
と「時下」を「貴社」に変えて、「ますます」を「益々」に変えてみてもいいですね!
重要ではないですが、他の就活生も同じような書き出しをしていると思ったら、こうやって少し変化を持たせてもいいかもしれません!
用紙の大きさに合わせてひらがなを多用してみたり、逆に漢字を多く使ってみたりして他の人とは違ったビジネス文書を書いてみましょう!
まとめ
ビジネス文書での「ご清栄」「ご清祥」の意味の違いと正しい使い方!いかがだったでしょうか?
「ご清栄」と「ご清祥」を使えば、書き出しの言葉で迷ったとしてもまず大丈夫です!
今回は「時候の挨拶」がない代わりに「時下」を使ったビジネス文書の書き出しを紹介しました。
「時候」の挨拶を使えば、もっとビジネス文章らしくなりますので、またご紹介しますね!