企業も必死!内定と内々定の違いは?

こんにちは!就職支援サイト「キャリアの実」の編集担当です!
みなさんは「内々定」という言葉を知っていますか?
「内定と内々定って何が違うの?」
「内々定もらえたら就活辞めていいの?」
今回はそんな「内々定」について経団連のルールも交えながら説明していきますよ!
あらためて「内定」とは?
会社との契約で「4月1日から従業員として働く」のが「内定」です!
入社契約書、または内定承諾書に署名して印鑑を押すのが10月1日の内定式です。
これで立派な契約の内定は成立で、労働契約と同じ効果を持ちます!
法的拘束力を持ってますし、10月1日の時点で就活生が2つ以上の内定を持っていたら違法です!労働契約は1社としか結べません。
1社だけ内定をもらう会社を選んで、10月1日までに他は断らなければいけません‥。
内定の取り消し
会社が内定を出した後に、会社の都合で内定を取り消したら違法です!
でも、内定を出した学生が学歴詐称してたり、大きな病気やケガで働けなかったり、犯罪を犯したり、留年したり、退学になった場合は内定取り消しの対象になります!
また会社の経営が悪化して人員を削減しなくてはいけない場合も内定取り消しになるかもしれません‥。
でもまず内定が出てから入社するまでの短い間に、経営が大きく傾くことはほぼないでしょうから内定をもらえたら安心しておきましょう!
内定の辞退
「内定」は「労働契約」と同じです。
「労働契約」では退職の意思を伝えてから2週間で、その従業員を退職させなければいけません。
内定の場合も同じで内定辞退の意思を伝えて2週間後にその内定は消滅します。
だから、内定が出てもさらに良い結果を求めて、就職活動を続けることもできます!
でも、内定を辞退する時は会社にも都合がありますから、なるべく早めに伝えるのがマナーですよ!?
内定のルール!
どの企業も優秀な学生を早く確保するために早めに内定を出してしまう‥。
早いうちから内定を出されたら、就活生も学生時代に何をしても評価されず、受験勉強でしか見ることができません。
そこで経団連が10月1日より前に内定を出してはならないというルールを決めました。
そこで会社が多少強引ですが「内々定」という手段を使います!
「内々定」とは?
「内々定」とは10月1日に内定を出しますよという約束です!
10月までは経団連のルールであって法律ではありません。
経団連も「内々定」があることを認めて、6月1日から「内々定」を出してもOKになっています!
「『4月1日に採用する契約』を10月1日にする約束」という意味です。
「内々定」もう1つの意味は「うちの会社に決めてください」というメッセージです!
優秀な学生を囲いたい企業は内々定を出しますが、内々定には法的拘束力はありません。
だから「内々定通知書」や「内々定承諾書」が送られてきて、もしハンコを押してしまったとしてもいつでも辞退できます!
逆に内定をキープしたいときは、会社によっては期日までに承諾書を返送しないと内々定が取り消される場合があるので注意してくださいね!
内々定の辞退
内々定を辞退するときは、できるだけ早めに電話でしましょう。
あなたが辞退することで会社側もその穴を埋めなくてはいけません。
気を付けなければいけないのは、実際に会ってはいけないということ!
辞退するのが心苦しくてつい、本命の内定を辞退する電話をかけていたなんていうことも‥。
まとめ
企業も必死!内定と内々定の違いは?いかがでしたでしょうか?
どの会社も優秀な人材を確保するために必死です!
そのために生まれた「内々定」。
でも法的拘束力はないので、就活生のみなさんはしっかりと目標の就職先の内定を手に入れるまで最後まで頑張ってくださいね!
21卒からは就活ルール自体が廃止されるんで、内々定という手段もなくなりますが。